対象科目:数学・化学・物理・生物・英語
大学受験に対応した個別指導です。
また、苦手科目を克服するために、自主学習のスペースも、ご用意してあります。
数学・理系科目が分からなくて、よくお問い合わせをいただきますが、特に化学・物理は集団よりも個別で指導を受けたほうが、分かりやすい科目です。
化学や物理は、個人差が激しく、例えば、化学ならば物質量mol(モル)計算で、つまずき始める生徒が多数出てきます。
物理ならば、力学が得意であっても、波動が苦手になってしまう、というように、苦手分野が各々異なるのも事実です。
当塾では、学校や予備校で解けない問題を一緒に解き、分かるまで解説しています。
解答・解説を見ても、途中式がわからず、勉強が進められなくなっていませんか?
各教科の専門家が指導にあたっていますので、自主勉強と併用しながら通うのが、ベストな学習方法だと思います。
他塾との違いは、先生のレベルの違いにあります。毎年、医科・歯科・薬学進学者が多いのは、問題の解き方、解説内容が高校生を中心に対応していますので、必然的に結果もついてきます。
以降は、各科目の指導方針です。
[ 数学 ]
高校数学は理数工学系、医療系や経済系等の大学で、より高度な数学的技術を扱うための橋架けとなるような科目です。
従って、公式を覚える基礎的な学習はもちろんのこと、高度な数学を理解するために論理的な思考を学ぶことが重要になります。
例えば、近年は多変量データを扱う必要が出てきたため、高度な数学的知識(特に確率論の分野)を以って、統計学的な考察が不可欠となっています。
また、関数を深く理解することも、数理どちらの分野でも必要不可欠なことです。
しかし、解法がより難解になると、問題を解く過程で苦しくなり、投げ出してしまう生徒も出てきます。
解説を見ても、分からない。
だから、その場に先生がいて、指導することが助けになるのです。
高校数学の問題を解くために要求されることは、
(1) 基本的な知識、すなわち公式を理解し、活用する
(2) 論理的思考力(筋道をたてて解答を作る能力)を養う
(3) 理解しようとする意欲を起こさせる
上記の3点に集約されると考えます。
この3点の中でも、特に、(2)、(3)を向上させる指導を中心に行っています。
数学が苦手な人も、当教室には当然いらっしゃいます。しかし、彼らは苦しくても、あきらめません。
なぜなら、あきらめたら、成長がそこでストップしてしまうからです。
成績が上がった時の、その喜びは、最高の笑顔になります。
また、科学の各分野が数学の発展と共に成長してきたことからも明らかですが、科学の分析、観測には数学が不可欠です。
よって、数学ができるようになると、他の科目も面白くなります!!
[ 物理 ]
高校物理(広義には古典物理学)では現在、力学から始まり波動、電磁気、熱力学、原子物理学等々幅広い分野が、指導範囲となっています。これらの範囲は当然、工学、物性学、電機学、理学部、さらに医歯薬獣看系を含めたほとんどの理数系学部において、根幹を成す部分です。
従って高校物理は現代物理学を学ぶ上で、必須の基礎的な範囲が集約されている科目です。しかし学習の上では、前述の幅広い学習要領範囲において、個々の分野別に生徒一人ひとり苦手度の違いが生じているのが実状です。
高校で学ぶ物理は、先に述べた通り基礎的なことであり、入口にすぎません。
例えば力学、波動学、電磁気学を応用し、原子の複雑な化学反応論を理解することや、熱力学の考え方(内部エネルギーの法則や気体物理)を取り入れて、物質の動態を見ることが可能となってきました。
現代物理学は、そのほとんどが相対性理論を基に組み立てられていますが、まだまだ未完成の部分も多く、説明できない部分も多数存在します。
物理が好きになってくると、この未完成な部分に対して苦痛ではなく、むしろ不可思議な面白さを感じられるようになってくるでしょう。
これらを踏まえ、単に物理の問題を解く知識を与えるだけではなく、苦手な部分でも興味が
生まれるような授業を行っていくことが、当教室における物理指導の目的です。
「単なる受験のための物理」ではなく、高校物理を大学入学以降の研究の基礎と捉えなければ、
合格してから、大学の講義で困ることになってしまうでしょう。
[ 化学 ]
世界には、ありとあらゆる化合物が存在しています。
人工生成物としては医療品やポリマー(ビニール袋等)など、自然に存在する化合物としてはたんぱく質や糖鎖など、その種類には限りがありません。現在、化学の分野だけでも明確に答えが分かっていることは、全体の1%にも満たないと言われています。
化学を学ぶ上でこうした背景を意識できると、非常に面白くなってくるのではないでしょうか。
医療系の分野では、例えばi P S 細胞は近年生み出された最先端の技術ですが、もちろんこれにも化学的考察は欠かせません。この成果を医薬品として世の中に送り出すにも、当然化学的な考え方(この場合は主として生化学の範囲)が必要であります。
その馴染みの薄さから「このような高度な科学(化学)を考える上で、現在学んでいる高校化学は、必要ないのではないか?」という考え方が浮かぶのも無理のないことでしょう。……しかし、その答えは否です。
高校で学ぶ化学には、一つの重要な考え方が隠されています。
それは「実験的考察の方法」です。
例えば「アレニウスの定義」という考え方は、酸と塩基の反応を理解する上では非常に大切ですが、この定義は、イオンを化学的に理解し機器を用いた実験により確立されています。
中世から発展してきた化学は、全て実験が元となり理論を完成しており、その歴史を学ぶ高校化学においても当然、その手法は受け継がれているのです。
試験の適切な解答を編み出す能力が必要とされる時代ですので、どうしても「無機化学は暗記」「ひたすら暗記」という考え方に、陥りやすいのは理解できます。
しかし、それは面白いことでしょうか。本当に化学と呼称できるでしょうか。
根本となった理論を学ぶことが、化学の面白さではないでしょうか。
当教室では、化学に対する姿勢を伝えて行くと共に、化学の知識をより強固にするという目的意識で、授業に当たっております。
[ 生物 ]
生物を単なる暗記科目と捉えている受験生は、おそらく一定数以上いるでしょう。
確かに、大学入試センター試験のみを考慮するのであれば、その見方も間違いとは言えません。
暗記量と得点率は、ある程度比例します。
しかし、国公立二次試験、あるいは大学でのより高度な生物分野を視野に入れると、事情は異なってきます。特に、二次試験について述べますと、記述問題が多くなっているために、単なる暗記では対応することができません。
よって、各用語、仕組み等の表面的理解に留まらず、自ら考え、自ら記述する力を付ける必要があります。それには様々な問題に正面からじっくりと取り組むことが重要なことであり、どうしてこうなるのか、資料・図解・具体例を用いながら、疑問を一つ一つ解決することを推奨しています。
大気汚染等の例を挙げるまでもなく、環境問題は切迫した地球レベルでの問題にもなっています。
新興国での上下水道等の不備による水質問題は、バクテリア研究を基にした浄水機能を、世界に売り込むチャンスともなるでしょう。
20年、30年後には、宇宙で生活している人々がいる可能性もありますので、バイオ的な技術研究をすることが、これからさらに求められて行きます。
はじめの話に戻りますが、生物を単なる暗記の科目として捉えるのではなく、今学習している分野が、後々どのように広がって行くのかを考えながら学習していくと、素晴らしい分野であることがお分かりになると
思います。
このことを伝えていくことが、生物における教育方針です。